注目の起業家

株式会社 オン・ザ・エッヂ(現:ライブドア) 創業者 堀江貴文 イメージ

最強の電脳軍団

堀江貴文

1973年生まれ。96年東京大学文学部在学中にオン・ザ・エッヂを設立し、その後大学を中退。今年4月マザーズに上場を果たした。

最強の電脳軍団
設立 1996年4月
資本金 6億円
売上高 -
事業内容 インターネット関連事業
従業員数 -
URL http://www.edge.co.jp

今年の4月に東証マザーズに上場を果たしたオン・ザ・エッヂ。しかし当の堀江氏は上場した時、特に感動などはなかったという。エッヂは堀江氏が東京大学文学部在学中に創業したいわゆる学生ベンチャー。しかしただの学生ベンチャーではない。初年度から売上は3600万円。その後も事業は順調に伸び、今年4月に堀江氏は27歳の若さで上場社長となった。一体堀江貴文とはどんな男なのか。直撃してみた。

社長なんて誰でもできる

―大学時代に起業なされたそうですが、起業のきっかけをお聞かせ下さい。

堀江:大学といっても、ほとんど大学には行ってませんでした。全部合わせても100日も行ってないと思います(笑)。大学の講義にも出ず、雀荘に入りびだったり、カラオケに行ったりと1年生から3年生までの生活は堕落していましたね。それが4年生になって周囲が内定もらっただとか言い出して、なんとなくヤバイなと感じ始めました。そこで教材会社でプログラマーのアルバイトを始めたんです。その後違う会社に移って、そこでインターネットと出会いました。しかしその会社にいてはビジネスチャンスを逃すと感じ、独立を決意したんです。辞める時に月70万円出すから残ってくれと言われた。しかしその会社に残っていても人とお金を自由に動かせないと判断し、断りました。何よりもインターネットはスピードが命ですからね。
 起業するといっても、もちろん経営に関して私は全くのド素人です。しかし日本には社長がたくさんいますよね。みんなそこそこ社長業をこなしているんです。だから自分も本を1冊読めばできるだろうと思って、やることにしたんです。会社を辞めた後、しばらくはフリーで仕事をこなして、96年に起業しました。

―話は変わりますが、堀江さんは小さい頃どのような少年でしたか。

堀江:私は一人っ子だったので、基本的にわがままでしたね。小学校の頃は柔道や書道等の習いものをしていました。田舎で育ったので、遊ぶところといえば川や山でした。また特に勉強をした思い出はないけど、勉強では常にトップクラスでしたね。小学校1年生の時から成績が悪かった思い出はないです。でも優等生じゃなかったですよ(笑)。性格は負けん気の強い卑怯者です。友達ともすぐに喧嘩や言い争いになっていました。だから上級生にも睨まれていましたね(笑)。

夢はさすらいの競馬ライター!?

―昔から起業家になりたいという夢を持っていたのですか。

堀江:いえ、そんなことはありません。高校時代は特に将来のこととかは考えていませんでした。大学に入った当初は研究者になろうかと思っていました。宇宙開発とかバイオとかのね。しかし研究室にいる人達をどうしても好きになれなかった。だから研究者になるのもやめました。そしてその頃競馬にはまっていたので、一時はさすらいの競馬ライターや馬券士になろうかとも思いました。そんなことをしているうちに、先ほども言いましたけど、インターネットに出会ったのです。

インターネットとの出会いはしびれた

―堀江さんにとって一番嬉しいことと一番嫌なことはなんですか。

堀江:私はしびれることがしたい。ゾクゾクするようなことがしたいですね。例えばインターネットと出会った時みたいなしびれる経験がしてみたい。しかし最近はあまりしびれる経験はありませんね。会社設立も株式を公開した時もそんなに感動しなかった。自分でも何にしびれるのか分かりませんが、しびれる閾値が高くなっているのは自分でも感じますね。反面、嫌なことはたくさんありますよ。社員が辞めていく時や株価が下がった時などは嫌です。世の中悩ましいことに、嫌なことは多いです。でも一番嫌なことはやはり死ぬことですね。

―インターネットに出会った時、どんな気持ちでしたか。

堀江:まずその仕組みの素晴らしさに驚きました。これを世界中の人が使い始めたらえらいことになるぞと思った。また同時に早い時期に出会えて良かったとも思いましたね。だからこのチャンスをなにがなんでも逃してはいけないという気持ちになった。
 誤解している人もいるかもしれませんが、インターネット自体は正真正銘の革命です。これこそが情報通信革命だと思います。産業革命やエネルギー革命と同じくらいのインパクトがあるものです。だから私がインターネットに出会った時というのは、蒸気機関の発明に立ち会ったぐらいの衝撃があったんです。このチャンスを逃す手はないでしょう。だから起業もしたんです。

大学なんてすぐに辞めろ!

―最後に起業家を目指している大学生にアドバイスをお願いします。

堀江:もし本気でビジネスを始めたいのなら、ずぐに大学を辞めて実社会で仕事をするべきです。インターンシップなんて生ぬるいことをするのではなくて、すぐに大学を辞めて実社会に出るべきです。日本では大学を卒業することに意義なんかありませんよ。大学に入るのは難しいけど、卒業するのは簡単じゃないですか。死なない限り、誰でも卒業はできます(笑)。そんなだったら大学にいる意義なんてないと思うんです。基本的に授業はつまらないし、学費を払うのももったいないでしょう。私の理想形は、入学後すぐに大学を辞めて仕事を始めることです。私は大学に籍を置きながら起業していた頃、よく悪夢を見ました。自分の会社が倒産して路頭に迷う夢とかね(笑)。でも大学を辞めた途端、そんな夢は見なくなった。だから余計な邪念は捨てて仕事に専念するのが大切です。アドバイスになっていないかもしれないけど、早いところ大学を辞めて、仕事を始めるべきですね。根性出して、頑張ってください!

―はい!今日はお忙しい中、どうもありがとうございました。