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西郷隆盛がそこにいた!

※下記はベンチャー通信第3号(2001年5月)から抜粋し、記事は取材時のものです。
 

―話はもとに戻りますが、澤田社長の頃の大学生と今の大学生の違いは何かありますか。

澤田:旅行の話で言えば、今は簡単に海外旅行ができますよね。だから昔のようなバックパッカ―みたいにリュックサックを背負って1ヶ月も2ヶ月も旅行する人が減ったように思えます。頑張ってアルバイトで貯めたお金で貧乏旅行をするような気概が薄れたような気がします。

―それはH.I.S.が安くしたのが原因じゃないのですか(笑)。

澤田:そうですね(笑)。それも原因の一つです。でも大学生の気質が変わっているのも原因だと思います。チャレンジする人が減ったのではないでしょうか。世代的に安全志向で、チャレンジ精神が落ちてきているような気がします。何かチャレンジしたら、失敗するのではないだろうか。失敗したら白い目で見られるのではないだろうか。そんなことをみんな感じているように思えます。豊かな社会になって、ハングリー精神がなくなったのかもしれません。

―もし澤田さんが現在大学生だったら、何をしていますか。

澤田:やはり世界をもう一度この目で見てみたいです。僕が大学生の頃の世界と、今の世界では明らかに違っていると思うので、もう一度世界自由旅行をしてみたいですね。その旅行というのも、1ヶ月や2ヶ月の長期で行く向こうの文化に溶け込むような旅行です。やはり私は今でも好奇心が強いです。

―でも普通は好奇心というのは年齢とともに徐々に薄れてきますよね。どうして澤田さんは少年のような純粋な好奇心を持ち続けられるのですか。

澤田:それはマンネリするような状況に自らを置かないということです。つまり絶えず挑戦的で創造的なことをやり続けていくのです。そうすれば好奇心はずっと持ち続けられます。私のビジネス人生もそうです。毎年毎年新しいことをチャレンジし続けてきました。だからマンネリはしないし、毎日がエキサイティングです。ベンチャー企業は事業領域を広げ過ぎるのはよくないのですが、私は今まで色々な事業に挑戦してきました。

―最後に起業家を目指す大学生にアドバイスをお願いします。

澤田:大事なのは、起業したいという気持ちを強く持つことです。そして何よりも実践すること。実践して何が何でもそれを継続していくことです。途中で諦めてはいけません。辛い時も継続して、事業をやり続けるのが大事です。途中でやめるから、みんな成功しないのです。10年もやり続ければ、きっと成功します。あとは運に強くなることですね。運は先天的な要素もあると思いますが、後天的な要素もあると思います。例えば運の悪い人は、運の強い人と一緒にやればいいのです。また果敢にチャレンジして身をもって事業の勉強をしたら良いのではないでしょうか。いくら本をたくさん読んでも、実践を積んできた人には勝てません。以上をまとめると、チャレンジ精神を持って実践に移し、どんなに辛い時でも継続してやり続ける。そして自らが運を引き寄せて、事業を切り開いていくのです。事業も冒険です。勇気を出して、頑張って下さい。

会社概要

◆資本金/68億8,200万円(2007年10月31日現在)
◆設立/1980年12月
◆売上高/3,175億円(2007年10月期)
◆従業員数/3,352名(正社員数:2007年10 月31日現在)

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