※下記はベンチャー通信43号(2011年3月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。
―赤澤さんの社長就任後、御社は「IT-Agent」のリリースや新卒採用のスタートなど、積極的に新しい取り組みにチャレンジしていますね。
赤澤:やはり会社も創業20年を過ぎると、どうしても時代遅れになる部分が出てきます。ですから、先代の良い面は継承し、そうでない面は再構築していこうと。そこで、私が社長に就任してからの3年間で、新卒採用のスタート、人事制度の再構築、オフィス移転、ISO取得などに取り組み、会社の基盤を固め直しました。さらに事業面では、父がつくったビジネスモデルを発展させ、「IT-Agent」としてサービス化しました。今後もベンチャースピリットを忘れずに、新たなチャレンジを続けていくつもりです。
―まさに第二創業期を迎えているわけですね。今後、どんなことにチャレンジしていくつもりですか。
赤澤:まず当社がチャレンジしていきたいのは「IT-Agent」の普及。従来、多くのベンチャー企業は予算が少なく、システムを導入することが難しかった。そんなベンチャー企業に「IT-Agent」を広めていきたいと思います。また「IT-Agent」以外の新サービスの立ち上げも検討しています。たとえばIT顧問サービスやベトナムなどでのオフショア開発などを考えています。そして、これらの事業展開を進めていくためには、優秀な若手人材が欠かせません。当社はまだまだ規模は大きくありませんが、少数精鋭の技術者集団です。クライアントに質の高いサービスを提供し、そして一緒に会社づくりに取り組んでくれる人材を求めています。
―御社の求める人材像を教えてください。
赤澤:新卒採用に関しては、スキルよりも人間性を重視しています。たとえ技術が未熟でも、誠実さや向上心がある人を求めています。「IT業界で自分の力を試したい」、「ITスキルを高めたい」、「若いうちから責任ある仕事にチャレンジしたい」という意欲ある人と一緒に働きたいですね。
―最後に、御社の今後のビジョンを教えてください。
赤澤:当社はクライアントに対して、安心、安全にサービスを継続的に提供する使命があります。ですから、絶対に倒産しないような財務体質の会社にしたいと考えています。そのため、当社は短期間で大きな売上を上げるよりも、ストック型のビジネスモデルで中長期的に売上を積み重ねることを目指しています。そうすれば、結果として「社員よし、取引先よし、社会よし」となると考えています。そのうえで私が目指しているのは、社員がイキイキと誇りを持って働いている会社です。社員が給与のためだけに働いている会社は、魅力的ではありません。社員が自らの仕事に責任を持ち、やりがいを感じられる会社でありたい。そういう会社はきっと社会や顧客の役に立っているし、結果として収益力も高いはずです。今後、その理想に向かって、社員とともにチャレンジしていきたいと思います。
- ■プロフィール
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1978年、東京都生まれ。大学卒業後、株式会社エイ・エヌ・エスに入社し、エンジニアとして多数の新規プロジェクトに参画。その後、プロジェクトマネージャーを経て、2007年4月に代表取締役に就任。2010年にシステムアウトソーシング事業を新たにサービス化した「IT-Agent」をリリースし、業界の注目を集めている。

◆設立/1989年12月1日
◆資本金/3,000万円
◆社員数/36名
◆事業内容/システムアウトソーシング事業、システムインテグレーション事業、ASPサービス事業、SaaS事業、ICTコンサルテイング事業、IT技術者派遣事業、IT機器販売事業、ネットワーク回線関連事業、ソフトウエア販売事業
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